I-HOUSE


これまで住宅において、照明設計は建築設計の中の電気設備設計の一部として扱われてきた。しかし夜間のライフスタイルが多様化するのに伴って、照明設計が大きな意義を持つようになり、照明の専門家が設計することも増えてきている。 ただ住宅という建築物の性質上、無駄なものはできるだけ省くことが必要とな る。そこで建築設計と照明設計を一人のデザイナーが行うことにより、建築と照明を完全に調和させることを目指した住宅設計(木造二階建て)を行った。

●建築設計コンセプト●
・フレキシビリティのある間取りとする
 … 各部屋につながりを持たせ、区切り方で広さを調節する
・将来を見据えた設計とする
 … 増築可能な構造とする

・自然素材を用いる
 … ムクのフローリング、自然塗料仕上げ、珪藻土の壁、
   紙クロス、ノンホルムアルデヒドタイプの接着剤など

高断熱仕様
 …
 ペアガラス(全窓)、断熱サッシ(1F)
   高性能フェノールフォームタイプ断熱材(床下
)など
高耐震性仕様
 …
 べた基礎、ダブル配筋 など
・ローコスト

照明設計コンセプト
入った時はオッと思わせ、中にいると落ち着いてくるような空間とする
  建築との一体感を感じさせる照明手法とする
   極端な明暗やグレアをつくらない

・日常と非日常の使い分けができる照明構成とする
 
 普段使う照明は、高効率で電気代がかからないようにする
   来客時などは、演出的な要素も付加できるようにする

・暮らし方の変化に柔軟に対応でき、メンテナンスしやすい照明とする
 
… 明るさや光色を好みにより変えられるようにする
     装飾だけの照明は行わないなど、省電力に配慮する
   ランプの種類を減らし、できるだけ長寿命のランプを用いる

・予測できる事故をできるだけ回避する
 
 幼児がいるため、低位置照明は設置しない
   階段の始まりや出入口など危険なところは特に明るくする
   スポットライトは、目に入る位置には使用しない
   スタンドの位置を想定してコンセントを配置しておく

外観
外観

玄関
玄関

和室
和室

リビング
リビング

寝室
寝室

建主さんのコメント

ご主人:
先日親戚一同を新居にご招待しました。その際皆が口を揃えて言ったのは
「リビングと玄関ホールがつながって見えるので非常に広く感じる。」
「玄関ホールが1つの部屋のように広く見える」等の感想でした。
まさに設計意図通りなので、普段はあまり気にしていない(失礼!)我々としては驚きと喜びでいっぱいでした。
奥さん:
和室の光天井は、“お店みたい”とよく言われます。
 

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